2月といえば、冬が本番を迎える季節!
2月といえば、冬が本番を迎える季節です。北国では雪が本格化する季節であり、日本のあちらこちらで雪まつりが開催されています。有名な雪まつりといえば、さっぽろ雪まつりでしょうか。いつもは引きこもりがちな北国の子供たちも、このときばかりは外に駆け出し、そりすべりをしたり、雪合戦をしたりと、大はしゃぎです。
2月の行事
節分
2月3日は節分の日です。節分の日といえば、冬真っ只中という感じですが、実は暦の上では立春の日の前日となり、もうすぐ春がくるのを予感させる行事となっています。そして、節分の日といえば、鬼退治と豆まきです。この鬼退治で使用する豆は、本来は大豆とされています。なぜなら、大豆は神事に使用されるものであり、精霊が宿っていると考えられていたからです。このため、節分では大豆を使って鬼退治をするのが定番でした。ちなみに豆を使って鬼退治をするのは、豆で鬼の目(魔目・まめ)を潰すことで、魔(ま)が滅する、つまり魔滅(まめつ)すると考えられていたからです。また、魔滅の“まめ”にあやかって、豆によって魔を退治するようになったと言われています。
建国記念の日
建国記念の日は2月11日です。建国記念の日だから、この日に日本ができたのかなと考えてしまいがちですが、なんと、この日は日本ができた日ではないかもしれません。日本が建国された日は、不明となっています。そのため、日本神話をもとに、神武天皇が即位した日を、日本の建国を祝う日として当てています。この、神武天皇とは初代天皇であり、日本を平定し人物です。また、建国記念日ではなく、建国記念“の”日と、「の」が付いているのは、本来の日本の建国日ではない可能性もあるからです。
バレンタインデー
2月14日はバレンタインデー。実はこの日のルーツは、バレンタイン司祭が処刑された日となっています。バレンタイン司祭とは、3世紀のローマに実在した人物です。故郷に家族を残すと兵士の士気が低まるからと、男女の結婚を禁じた時の権力者に歯向かい、バレンタイン司祭は兵士たちを密かに結婚させていました。この事態を、時の権力者が見過ごすはずはなく、怒りを買って、バレンタイン司祭は処刑されてしまいます。この日が2月14日である、バレンタインデーの日となっています。その後、男女の恋愛の救世主であるバレンタインを偲び、この日を恋人たちを祝福する日としています。
猫の日
2月22日は猫の日です。猫の鳴き声の「にゃん」にちなみ、数字の「2」と、語呂合わせで選んだ日となっています。つまり、「2」「2」「2」で「にゃん」「にゃん」「にゃん」という訳です。さて、この日は「猫と一緒に暮らせる幸せを感謝し、猫とともにこの喜びをかみしめる日」とされています。全国では猫に関するイベントがあちこちで催されているので猫好きな方はお出かけしてみてはいかがでしょう。
2月が見頃の花
- クリスマスローズ(1~3月)
- シクラメン(10~3月)
- ノースポール(12~5月)
- うめ(1~3月)
2月に旬を迎える食べ物
【海の幸】
- メヒカリ
- ワカサギ
- カキ
レシピ:カキの味噌鍋
寒い2月は一年で一番鍋が美味しく感じる季節です。体の芯からポカポカと温まる鍋を作ってみましょう。
用意するもの
カキ、白菜、長ネギ、キノコ類(しめじやシイタケなど)、豆腐
- 鍋に水、和風だし、切った白菜をいれて煮る。
- カキを洗いし、汚れをとる。
※水洗いするときは、カキを直接水にあてない。水に当てると形が崩れてしまうため、水を張った容器の中で汚れを落としましょう。 - ①が沸騰したら、カキ、長ネギ、キノコ類、豆腐を入れて煮る。
- 具材に火が通ったら、味噌をいれて3分ほど煮込んで完成。
【山の幸】
- あさつき
- 大根
- ねぎ
【フルーツ】
- きんかん
- ぶんたん
- ネーブルオレンジ